【スナンスナン】インドネシアにぴったり 初のタオル専門店 YAWARAGI
日本の老舗タオルメーカー八木春(本社・大阪市中央区)はこのほど、バンテン州南タンゲランのイオンモールBSDシティと東ジャワ州スラバヤ市のレンマークモールでインドネシア初のタオル専門店「YAWARAGI(やわらぎ)」をオープンした。インドネシアの気候にぴったりのタオルで、汗だけでなくお客も吸収できそうな勢いだ。
2013年からジャカルタ市内のSOGO(そごう)や西武百貨店の一角に販売コーナーを設けていたが、八木春のブランド「やわらぎ」を屋号としたタオル専門店は初めて。
イオンモールの店舗は2階の一角、イオンBSDシティストアーの反対側に位置する。小さめの店だが、アットホームな雰囲気で、店舗の中にはタオルやマフラーがところ狭しと棚や畳の上に並んでいる。
やわらぎタオルの魅力は高い吸収性と鮮やかなデザイン。主力製品のタオルの中では、「CABREANA(カブリーナ)」が大人気。中国製ながら、速乾性と吸収性の高いマイクロファイバー製で、フードの付いたファッショナブルなタオルだ。
同様の商品は常夏のインドネシアでまだ少なく、はまってしまったインドネシア人が多い。カブリーナは、水泳はもちろん、ジムトレ、ジョギングなどスポーツ用に特におすすめ。デザインやサイズによって1着28〜40万ルピアだ。
タオルとして人気のあるのは今治製の市松模様や中国製の花柄ガーゼ。特にガーゼタオルは薄いのに吸収性と速乾性が優れていて、手に取る人が多い。
タオルのサイズは、ミニ(33x34センチ)、フェイス(34x85センチ)、バス(73x140センチ、90x150センチ)の4種類。いずれも3万〜30万ルピアで販売されている。
タオル以外では、今治製のマフラー(20〜30万ルピア)も人気だ。爽やかな色と涼しくて肌に優しいオーガビッツ・コットン製が魅力。オーガビッツとは、オーガニック・コットンを通して「ビット・バイ・ビット(少しずつ)」地球環境に貢献する製品を意味する。
八木春の八木正浩社長は「インドネシアでもタオルを通じて日本人の大切な心やおもてなし文化を広め、東南アジア全域に広めていくつもりです」と話している。(アリョ・テジョ、写真も)
◇YAWARAGI
住所 Aeon Mall BSD City 2nd Floor Jl. BSD
Raya Utama, Tangerang
☎ 021.2916.8063
ウェブ www.sanpoyoshi.jp