【ジャカルタ日本祭り特集】　深まる絆次の世代へ　２３―３０日にジャカルタ日本祭り

　日本とインドネシアの友好親善関係の一層の促進を目的に草の根交流のイベントして始まったジャカルタ日本祭り（ＪＪＭ、主催・ＪＪＭ実行委員会、共催・ジャカルタ特別州、在インドネシア日本大使館）が２３日（日）に開幕する。２００９年から毎年恒例となり、４回目の今年のテーマは「深まる絆、広がる交流、インドネシア・日本」と設定。昨年、東日本大震災後にインドネシアから多くの支援や励ましの声が日本へ寄せられたことを受け、今年の祭りは深まった絆を再確認し、次の世代へつなげていく場となることを目指す。

　ジャカルタ日本祭りは、日本とインドネシアが国交樹立５０周年を迎えた０８年に両国でさまざまなイベントが開かれたことを機に、「友好の火を灯し続けよう」と翌０９年、在留邦人の有志が発起人となって始まった。初代委員長はインドネシアとの付き合いが４０年にわたる黒田憲一さんが務めた。
　２３日のサリ・パンパシフィック・ホテル（中央ジャカルタ）でのオープニングを皮切りに、州内各所で１週間にわたって、文化や社会、スポーツなどの分野で、在留邦人やインドネシア人による参加型のイベントが開かれる。
　３０日（日）には、インドネシアの象徴である独立記念塔（モナス）広場にやぐらや屋台を並べた会場でフィナーレを迎える。