【スナンスナン】インドネシア34州の特産品 お土産を探しに訪ねたい「UKMギャラリー」
日本の約5倍の面積をもつインドネシアは34州で構成されている。各州にはそれぞれ特産品がある。それが一堂にそろう場所が南ジャカルタのUKMギャラリーだ。伝統工芸の振興を目的に州ごとに分かれたブースでは手工芸品を中心に展示販売している。どれもお手頃価格で買える。何よりも各州の個性に触れながら選べるのが楽しい。
丸いドーム状の建物、SMETOWERに隣接するUKMギャラリーではバティックやトウ家具など伝統的な手工芸品が展示されている。小売りも行っており、ビル1〜2階はバティック、バッグ、木工家具、銀細工などのアクセサリー、コーヒーやアロマ製品などが並ぶ。価格はどれも市内中心部の土産物店よりも1〜2割程安い。
3階からは上には各州ごとの展示ブースが並ぶ。アチェ州、バンテン州、西ヌサトゥンガラ州、南カリマンタン州、中部スラウェシ州、西パプア州など。名前は聞いたことがあるけれどどんな州なのかイメージできなくても大丈夫。各ブースには州の位置を示す大きな地図や、州の性格などを記したポップも展示されている。案内役の女性もいる。
スマトラ島西岸のブンクル州ブースでは木の皮を使用した天然素材のバッグがお勧め。「軽くて持ちやすいですよ」とアニサさん(17)。44万ルピア。外国人のお客は少ないそうで、「何でも聞いてください」とにっこり。特産品を見ながら州の特性が理解できる。インドネシアの国の大きさと懐の深さを知るのにも良い場所だ。(阿部敬一、写真も)
◇UKM GALLERY
Gedung Utama Lantai 5
Jend Gatot Subroto Kav94Jakarta Selatan 12780