【スナン スナン】 写真を撮って遊ぶ トリックアートの美術館 バリ島
サメに襲われそうになったり、渓谷にかかる板の上を歩いたり・・絵を背景に撮った写真を見るとあら不思議、絵が立体的に見えて自分がその中にいる。バリ島レギャンのDMZ(ドリーム・ミュージアム・ゾーン)はそんな面白い写真を撮って遊ぶトリックアートの美術館だ。
絵は全部で120枚。一部屋ごとにエジプト、名画、海、バリの風景などのテーマに別れている。直に見ると銭湯の壁に描かれたような絵だが、写真の中では飛び出して見える。韓国にある美術館の海外版だそうで、オーナーも韓国人。絵を描いたのも韓国人が中心だ。
「自分の写真をソーシャルメディアでシェアして楽しむ今の時代を反映した美術館。若者に人気がある」とマネージャーのアリエスタントさん。ジャカルタやスラバヤにも似たような趣向の施設があるそうだが、印刷された絵を使っているので迫力にかけるとのことだ。ソーシャルメディアに興味のない人でも、絵の中の自分の姿を見たらいろいろとポーズを決めたくなってついつい長居してしまうだろう。
床にも絵が描かれているので塗料が剥がれないように入場の際は靴を脱ぐ。案内スタッフが一緒に回り、立つ位置について教えてくれたり、写真を撮ってくれる。大人から子どもまで楽しめそうだ。(北井香織、写真も)
DMZ
住所 Jl. Nakula No. 33x, Legian−Kuta, Bali
☎ 0361−8496220
営業 10時〜22時 年中無休
入場料 年末まで10万ルピア