【シェフの愛情レシピ】 柔らかな食感と香ばしさ イカのわた焼き
日本人はイカが大好きです。刺身はもちろん、甘辛煮、塩辛など食べ方はたくさん。今回はイカのわたのうま味を生かしたわた焼きを紹介します。ご飯のおかずにも酒のつまみにも合います。お子さんからお父さんまで大喜びの一品です。
■材料(4人分)
• スルメイカ2杯(冷凍)
• しょうゆ15CC
• 酒15CC
• みりん15CC
• コチュジャン(韓国味噌)小さじ2
• バター小さじ2
• ショウガ半かけら
• しらがネギ少々
■作り方
1. イカのわたを抜く。わたを裏ごしする。
2. イカの骨を抜く。胴の部分を食べやすい大きさに切る(5?から1?くらいに)。
3. 足(げその部分)を2本くらいずつまとめて切る。固い目とくちばしの部分を取る。
4. わたソースを作る。裏ごししたわたにしょうゆ、酒、みりんを入れてよくかき混ぜる。次にコチュジャンを入れて混ぜる。
5. フライパンを熱してサラダ油を入れる。切ったイカの胴とげそを入れる。2〜3分いためて7分目くらいまで火が通ったら調味料が加わったわたソースを入れる。続いてバターを加える。わたの香りが漂ってきたら火を止める。
6. 皿に盛りつけ、しらがネギを好みで添える。
■いためすぎに注意
「ウチでも大人気のメニューなんですよ」。レシピを教えてくれたブロックMの日本料理店「穂の香」のオーナーシェフ・羽鳥一成さん(42)。火が通ったイカのわたの香ばしい匂いが食欲をそそる。歯ごたえのある食感も楽しい。作り方に難しい点はないが、わたを抜くときにつぶさないよう取り出すことが大切。「あとは焦げさせないように注意を」。
わたにコチュジャンを加えるのが羽鳥流隠し味。辛みで生ぐささが消える。それでも気になる人は、裏ごしする前にわたに塩を加えて冷蔵庫で半日おくと良い。そうすることで匂いは薄まる。他にも切ったイカに片栗粉をまぶして揚げ、わたソースをかけて食べるイカの空揚げも簡単でお勧め、という。
「下ごしらえから基本通りにやれば料理はおいしくできるものです」と羽鳥さん。高校生の時、寿司屋でアルバイトをしたのがきっかけで料理の世界へ。在イ歴14年。「日本料理は食材の良さをどこまで引き出すかが決め手。シンプルですが奥が深いですね」。作ること食べることが大好きなシェフも、やっぱりイカ好き。「いろいろな料理で楽しめる。それでいて食べてても飽きない。いい食材ですね」と笑った。
■「穂の香」
営業
ランチ 11:30〜14:00
ディナー 17:30〜23:30
(ラストオーダー23:00)
休日 元日、レバラン休暇時
電話 021・720・2883
南ジャカルタ・ブロックMのブロックMプラザ対面