少年チーム始動へ JJCラグビー部 小中の男女を募集

 ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)ラグビー部は小学1年生から中学3年生までの男女を対象にしたジュニアチームを設け、30日から活動を開始する。体をぶつけ合う激しい競技だが、仲間との信頼関係やチームを越えた友好関係の広がりは、ラグビーならではの魅力。子どもたちにも味わってもらいたいと、部内で設立準備を進めてきた。
 同部に所属する大人は、ジャカルタ赴任をきっかけにラグビーを始めた人も含め、ラグビーにどっぷり浸かったメンバーがほとんど。海外で活動していることもあり、国境や人種を越えての交流を肌で感じてきた。ジュニアチーム事務局の宮本英俊さんは「ラグビーを通じて作った人間関係は一生もの。ノーサイドの精神で、試合後は対戦相手との友好も深まる」と魅力を説明する。
 足の遅い早いや、体の大きさにかかわらず、それぞれの特性にあったポジションや活躍の場があるのも大きな特徴だ。邦人少年の屋外スポーツチームはこれまで野球やサッカーに限られており、野外遊びがしたい子どもにとって、新たな選択肢となりそうだ。
 練習は毎週土曜日の午後3時から1時間半、インターナショナル・スポーツクラブ・インドネシア(ISCI、バンテン州南タンゲラン市チプタット)で実施する。安全に配慮し、指導経験のある成年メンバーをジュニアチームの指導者に充てる。児童期は体格や体力に差が出やすいため、学年別に4チームを編成。それぞれのレベルにあった練習メニューを組む。
 当面の目標は、ジャカルタ在留欧米人らでつくる少年チームとの試合。長期的にはバンコクやフィリピン、上海などにある邦人少年チームとの試合も組みたい考えだ。宮本さんは「ラグビースクールのように勝敗にこだわるのではなく、ラグビーって楽しいなと思ってもらえるクラブにしたい」と話し、入部を呼び掛けている。

■成年チームも募集
 成年チームも部員やマネージャーを募集している。同チームは20代から60代までの約60人が所属。アジアの邦人チームが競う「アジアンカップ」を最大の目標に、毎週水曜日(スナヤンのブンカルノ競技場)と土曜日(ISCI)に練習している。
 ジュニアチームの問い合わせは宮本さん(携帯081・1153・4646、メール miyamoto@mikiindonesia.co.id)。成年チームは榎原さん(携帯081・1816・1149)まで。(道下健弘)

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