【じゃらんじゃらん特集】熱気あふれるジャカルタフェア お土産にぴったりの工芸品
中央ジャカルタ・クマヨランの国際展示場(JIエキスポ)で来月6日まで開催されている「ジャカルタ見本市(ジャカルタ・フェア)」が盛況だ。広い会場内にはIT機器や食料品、各地の特産品などさまざまな展示・即売をするブース約2500区画が出展。格安の商品や各地の物産品を目当てに家族連れなどでにぎわっている。
特に人が混み合っているのは家電製品。最新機器のミキサーや電子レンジなどを実演販売する様子に主婦たちが押し寄せていた。自転車やじゅうたんを売るコーナーも人気だという。
各州特産品の展示場には、スラウェシ、スマトラ、ジョクジャカルタなど各地からの伝統工芸品が並ぶ。ジョクジャカルタ特別州バントゥル県でスマトラの伝統工芸を販売しているというウィナルノさん(51)は、女性客がアクセサリーなど興味深げに見ている様子に口元を緩めた。「一個1万ルピア。どれも手作りなんだ」と誇らしげ。木彫りのモチーフをあしらったペンダントからは木の香りがほのかにする。同じ絵柄なのにどれも表情が違う。
地元ジャカルタ土着の民族、ブタウィの演奏者が時折展示場を練り歩く。厄よけの人形「オンデル・オンデル」の着ぐるみも登場し、子どもたちが写真を撮るなど盛り上がりを見せている。
平日の入場時間は午後3時半〜同10時。月曜は入場料2万ルピア、火〜金曜は2万5千ルピア。土日は午前10時〜午後11時。入場料は3万ルピア。詳細はウェブサイト(www.jakartafair.co.id/)で。(西村百合恵、写真も)