屋台100店やワイン&チーズが人気 第11回JFFF開幕 衣食の祭典クラパ・ガディンで 来月1日まで
北ジャカルタのクラパ・ガディン・モールで衣と食をテーマに第11回ジャカルタ・ファッション・アンド・フード・フェスティバル(JFFF)が9日、開幕した。これから20日間、クラパ・ガディン・モールは市民で賑わいそうだ。
同モール内のラ・ピアッツァには、屋台100店以上がインドネシア各地の伝統料理を提供する「カンプン・テンポ・ドゥル」(KTD)が設置された。イベント用に輸入されたワインやチーズ、チョコレートなどの輸入食材を販売するインドネシア最大のワインイベント「ワイン・アンド・チーズ・エキスポ」も開催された。
「ワイン・アンド・チーズ・エキスポ」のオープニングセレモニーには日本をはじめ各国の大使が列席し、JFFFの運営委員長がスピーチ。インドネシア風の開催宣言として大使や委員長、政府関係者が順番にゴングを鳴らした。その後、ワインのグラスを片手に乾杯し幕があがった。
今年はヨーロッパ連合(EU)が初めて参加し、関係者は「貿易上で強固な協力関係を築いていくきっかけになれば」とインドネシア市場の開拓に意欲を見せた。会場内では欧州各国、インドネシア国内で醸造されているワインも販売された。
2004年から毎年開催され、今年11年目を迎えたJFFF。来月1日までの会期中は衣食をテーマに多種多様なイベントが毎日開催される。例年より会場を4割ほど広げたうえ、会期も長くなり、ジャカルタ特別州の文化力を示すイベントになる。
会場では16日から1日まで各所でファションショーがあり、15日からはファッションセールがある。スケジュールなどの詳細はウェブサイト(http://www.jfff.info/)で。
(月岡亜梨沙、写真も)