【じゃらんじゃらん特集】多国籍のまち散策 バリ島スミニャックのカユアヤ通り
各国料理のレストラン、在住外国人デザイナーのブティックなど、思わず足が向く魅力的な店が軒を連ねるバリ島スミニャックのカユアヤ通り(オベロイ通り)。これまで宿泊施設というと高級ヴィラが中心だったが、最近は気軽に泊まれるカジュアルな雰囲気のホテルができている。その1つ、オープンしてまだ1年の「アイズ」に泊まって周辺を散策した。
斬新な外装が目を引くアイズに到着した。部屋は淡い色調のシンプルなデザイン。鏡やガラスを多用しているため開放感がある。散歩にはまだ日が高い時間だったので屋上のプールに行った。青と白のモダンな作りがすがすがしい。眼下にはオレンジ色の瓦屋根が並び、その先に海が見えた。
ホテルを出て軽い食事をとることにした。カユアヤ通りは歩道が整備されているので歩きやすい。もう少し幅が広ければいいのだが。イタリア、日本、モロッコなど各国の料理店を通り過ぎてギリシャ料理店に入った。
食事の後はショップめぐりを。チベットの小物を所狭しと置いた店やヘビ皮製品専門店など、工夫を凝らした個性的な店が多い。日が落ちる時間になったので、ジャカルタの芸能人が頻繁に訪れるという有名クラブの中を通ってビーチに出た。
しばらくビーチを歩いてからカユアヤ通りに戻り、今度は東に向かう。イタリア人、ブラジル人、フランス人デザイナーのブティックが並んでいる。カジュアルな明るい雰囲気の店から重厚な家具を置き、照明を落として高級感を出した店まで幅が広く、見ていて飽きない。歩き疲れたところで全身マッサージ1時間6万ルピアの看板の店に入った。
ホテルに戻り、ジャクージ付きのバスタブに浸かった。ベッドはとても寝心地が良い。アイズは場所柄、買い物や食べ歩きを楽しみたい女性グループなどホテルの外で過ごすことの多い人向けだが、中でゆっくりしたい人への配慮も感じられるホテルだ。(北井香織、写真も)