ジャカルタで過ごすレバラン　居残り組向け情報

　今年のレバラン（断食明け大祭、イドゥル・フィトリ）休暇は１７日の独立記念日、１８日の土曜日がつながり、政令指定休日を含めると６連休と、大型連休となる。ジャカルタ警視庁は、帰省で約５５０万人が首都を脱出すると予測。いつもは二輪、乗用車で埋め尽くされ、排気ガスが充満するジャカルタの街も、レバラン中は違う表情を見せそうだ。ジャカルタに残る人に向け、レバラン中の店舗情報を紹介する。

　首都圏のレジャー施設はキャンペーンやイベントを用意。北ジャカルタのアンチョール公園（電話０２１・２９２２・２２２２）の遊園地「ドゥニア・ファンタシ」は、３Ｄアニメのキャラクター「ひつじのショーン」のショーなどを開催。オーシャン・ドリーム・サムドラでは、イルカと人間のミュージカルショーを行う。１７日には、独立記念日の恒例行事・棒登り競争（パンジャット・ピナン）を実施する。
　各種巨大プール施設も営業する。バンテン州タンゲランのＢＳＤ（ブミ・スルポン・ダマイ）のオーシャン・パーク・ウォーター・アドベンチャー（電話０２１・５３７・０００９）は午前１１時―午後８時まで。ウォーターボム（電話０２１・５５９６・６６６６）は、レバラン初日と２日目に来場者にクトゥパットを渡して祝う。営業時間は午前８時　―午後９時。

■モール、初日は午後から
　ショッピングモールは、レバラン初日は正午開店のところが多い。プラザ・インドネシアは初日は休業。パシフィック・プレイスは通常通り午前１０時に開店。
　日本食スーパーはコスモ、パパイヤ（ブロックＭ店、ブミマス店）、かもめはいずれもレバラン初日と２日目に休業する。
　国際交流基金の図書館は書庫整理のため９月２日まで、ジャカルタ・ジャパンクラブの図書部は１７日から２４日まで閉館。
　かもめ２階の「まんきつ」、パパイヤ２階のレンタルビデオ「アップルビデオ」は、レバラン初日と２日目は休業する。
　ゴルフ場はレバラン初日、２日目に休業するところが多い。チュンカレン・ゴルフクラブ（電話０２１・５５９１・１１１１）は２日目の午前１１時３６分から営業。
　在ジャカルタ日本総領事館は１７日から２１日まで休館。緊急連絡先は、総領事館の代表者番号（電話０２１・３１９２・４３０８）。

■話題作ずらり、イ映画も
　複合映画館も通常通り営業。米国の話題作が目白押し。南ジャカルタ・ガンダリア・シティの「XXI」ではバットマン・シリーズ「ダークナイト・ライジング」の高画質・音響のＩＭＡＸ版を上映。人気ＣＧアニメ「アイス・エイジ」シリーズの第４作目や「アメイジング・スパイダーマン」などもロングラン。ＳＦ「トータル・リコール」も封切られた。
　インドネシア映画では、１７日のインドネシア独立記念日に絡み、マレーシアとの国境付近で、豊かな隣国をうらやみながらも祖国インドネシアを愛する人々を描く「タナ・スルガ（天国の大地）」。カリマンタンの美しい自然を背景に、子どもたちの視点でも描かれており、家族連れも楽しめそうな作品だ。
　詳細は「XXI」（ｃｉｎｅｐｌｅｘ．ｃｏｍ）、「ブリッツ・メガプレックス」（ｗｗｗ．ｂｌｉｔｚｍｅｇａｐｌｅｘ．ｃｏｍ／）。