アヤナに姉妹ホテル　森の中で環境配慮型に　リンバ・ジンバラン

　バリの高級ホテル、アヤナ・リゾート・アンド・スパの姉妹ホテルとして、リンバ・ジンバラン・バリが18日にオープンする。
　アヤナがあるカラン・マス・エステートの敷地全７７ヘクタールの中の８ヘクタールを割り当て、環境配慮型のホテルを目指す。ロビーにはスラウェシの帆船ピニシの廃材を使い、アヤナ・ホテルとの間の遊歩道はリサイクルしたガラスを使用、水の再利用システムなども整備した。
　計画が持ち上がった５年ほど前から、敷地内に熱帯樹など５万本を植え、森林（リンバ）を造成。マンゴやパイナップル、グアバなどの熱帯果樹園や有機野菜の農園も備え、ホテルで提供する計画だ。
　同ホテルの園田美智・販売マーケティング・ディレクターによると、日本人客の比率は年平均で３５％ほど。夏休みや年末年始などは６０％を超える時があるという。４日にジャカルタであった会見で、ホテル・マネジャーのクライブ・エドワーズ氏は「それぞれ海と森というコンセプトを持つアヤナとリンバの双方に泊まるパッケージも準備している」と話した。
　スイートを含め全２９７室。プールは１ヘクタールの敷地に多層式になっている。アヤナ・ホテルの施設も利用でき、宿泊客はきれいな夕日が見える海沿いのバーとして、入場制限があるほど人気のロック・バーへの優先入場などの特典もある。（上野太郎、写真も）