タクシーやACバスも 交通機関値上げ一斉にジャカルタ特別州

 補助金燃料値上げの影響を受け、運輸業者から要求が出ていたジャカルタ特別州の公共交通機関の運賃値上げが12日、州内で実施となった。ジョコウィ知事は11日、交通料金の値上げを承認。アンコット(乗り合いバス)などの値上げとともに、エアコン付きコパジャ、エアコン付き中距離バス、一部のタクシーなどの値上げも一斉に実施された。
 ビンタロなどジャカルタ近郊と都心部結ぶ中距離エアコン付きバスの料金は6千ルピアが7千ルピアに、エアコン付きコパジャは5千ルピアが6千ルピアに、トランスジャカルタの通常路線を延長して走るAPTBバスは距離によって異なり、6500ルピア〜1万ルピアが8千ルピア〜1万3500ルピアに、タクシーの初乗り料金は5千〜6千ルピアが6千〜7千ルピアに、1キロ当たり3千ルピア加算されていた料金が3600ルピアになる。学割料金は千ルピアのまま据え置いた。
 タクシー大手のブルーバードグループのトゥグ・ウィジャヤント広報官は、運用方法を確認する必要があるために、すぐには値上げを実施しないと明らかにしている。
 ジョコウィ知事は公共バスの料金を値上げするとともに、運転手のマナーや、免許を持たない運転手の取り締まりを強化する意向を示している。

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