【じゃらんじゃらん特集】 手作りの掘り出し物 手工芸品の祭典「イナクラフト」
インドネシア最大の手工芸品展「イナクラフト」が28日まで、中央ジャカルタ・スナヤンのジャカルタ・コンベンション・センター(JCC)で開かれている。インドネシア各地の出展者の工芸品を販売。バティック(ろうけつ染め)など伝統的なものや、さまざまなデザインのインテリアやアクセサリーなどがJCCの全スペースに所狭しと並べられている。
入口で客を迎えるのは東ジャワ州の特設ブース。伝統舞踊レオッグをデザインした時計など置物類が充実している。インドネシアで数少ないガラス細工を出展しているのは、同州シドアルジョの工房「ネタ」。オーナーのアンディ・リフィヤンシャさんは「マレーシアで習得した技術。政府機関や企業の注文も受け付けている」と話す。
屋台や商店など、ろう細工で庶民の生活を再現した商品で一際目立つのが、西ジャワ州ボゴールの「ドゥニア・ミニ」。テーブルなどに置いておくのにぴったりのミニサイズで、インドネシア土産としても喜ばれそう。
土器の産地として知られるジョクジャカルタからは、土を焼き上げ、カラフルにペイントした風鈴や壁掛けなどをそろえた「プルナックプルニックク」が出展。手作り感が伝わってくるものばかりだ。
携帯電話を伝統文化のエッセンスで彩ろうと、バティック柄のシリコンカバーもある。アイフォーンやブラックベリー各種用をそろえる。西ジャカルタの「ガラウンウニック」を運営するスティアワンさんは「2年前から作り始め、主にウェブサイトを通じて販売し、少しずつ人気が広まっている」と手応えを語った。(配島克彦、写真も)
日時:24日(水)〜28日(日)、午前9時〜午後9時
入場料:2万ルピア
ウェブサイト:http://www.inacraft.co.id/