みんなの心ひとつに 笑顔絶えないBJS運動会

 バンドン日本人学校(BJS)は10日、第29回運動会を開催し、全校児童・生徒17人、未就園児6人のほか、交流校のヒドゥップ・バル(HB)小学校から20人が参加した。当日は晴天に恵まれ、格好の運動会日和となった。先生や保護者らは子どもたちに温かい声援を送り、一緒に参加することで大会を盛り上げた。温かい日差しの下、笑顔が絶えない運動会となった。

 開会式の入場行進、子どもたちは「どんなときも」の曲に合わせて入場。大きく胸を張って、観客席に笑顔を振りまきながら行進した。松下安男校長は「今までの練習の成果を発揮しましょう。心をひとつにして力を出し切ってください」、在インドネシア日本大使館の木村朋子二等書記官は「頑張っている姿をお父さんやお母さんに見せてあげてください」と子どもたちを激励し、HB校のドト先生は「運動会に招待してくれてありがとうございます。一緒に参加できてうれしいです」と感謝の言葉を送った。
 「みんなの心ひとつに 目指せ 勝利への道」とのスローガンが掲げられた運動会。子どもたちは事前練習の成果を披露し、優勝目指して一心不乱に駆け抜けた。
 幼稚部の園児たちは「ポパイ・ザ・セーラーマン」の演目で、小さい体をめいいっぱい使ってロボットの動きを表現し、おしりを振る可愛らしいダンスを披露。観客席からは「かわいい」との歓声が上がった。
 小学部・中学部の児童・生徒は「島唄」の曲に乗って沖縄の伝統舞踊「エイサー」を舞い、真剣な表情で力強く太鼓を演奏し、大きな声で迫力のある演技を見せた。ラストは観客席に向けて堂々とポーズを決めた。 
 「長縄飛び」ではHB校の子どもたちと一緒に飛び、交流を深めた。失敗したHB校の子どもたちに「ドンマイ」と優しく声を掛けるBJSの子どもの姿もあった。
 「ラリラリリレー」ではBJSとHB校の子どもたちがバトンをつないで、白熱した接戦を展開。拮抗した熱戦はアンカーまで続き、固唾を飲んで結果の行方を見守る子どももいれば、声を枯らして応援する子どももいた。
 保護者たちは「綱引き」と障害物リレー「RINTANGAN」などに参加。綱引きでは全員で「せーの」と掛け声を出して目一杯綱を引いた。額に汗を浮かべる親の姿を見た子どもたちは、「頑張って」と声援を送った。RINTANGANでは慣れない障害物に苦戦しながらも、必死にバトンを次の走者に渡した。
 最終種目はジェンガ。BJS、HB校、保護者、来賓、教員ら全員が参加して踊り、親睦を深めた。
 優勝は白組。準優勝は赤組。白組は昨年の悔しさを晴らした。子どもたちはお互いの健闘を讃え合い、満足した様子で運動会を終えた。
 小学部6年の2人にとっては最後の運動会。永田由香さんは「エーサーの練習を頑張った。みんなと最後の運動会を楽しむことができて良かった」と笑顔で運動会を振り返った。鍋田枝里佳さんは「人数が少なくて大変だったけど、その分頑張ることができた。優勝杯をもらうことができてうれしい」と笑顔で感想を語った。

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