優美なふたつの銀行博物館 コタ地区で知識欲に栄養補給

 ジャカルタでは緊急活動制限の度重なる延長で、在宅勤務期間が長引いています。お取り寄せや宅配など便利なツールを活用すれば、外出要らずの生活もそこそこできるジャカルタですが、そんな毎日でもコロナの影響で収入や支出が増えたり減ったり、企業や個人を取り巻く経済的環境も大きく変化していますね。そこで、今回のおすすめ観光情報はお金にまつわる勉強ができる施設、ジャカルタにあるふたつの銀行博物館「マンディリ銀行博物館」と「インドネシア銀行博物館」を紹介します。

 オランダ時代の建築や街並みの保全が積極的に進む旧市街、コタ地区。大量高速鉄道(MRT)が貫通したら街並みも便利性も大きく様変わりするのでしょう。その中で、ひときわ壮大で優美な存在感を誇る「マンディリ銀行博物館」と「インドネシア銀行博物館」は、ちょうど鉄道のコタ駅とトランスジャカルタのバス停を挟んで向い合せになる格好で並んで建っています。
 コタ地区の博物館といえば、中心地となるファタヒラ広場を囲むジャカルタ歴史博物館やワヤン博物館は散策がてら行きやすいのですが、このふたつの銀行博物館は「あえて」行ってみようと思わなければ、なかなか足を運ぶ人も少ないのではないかと思います。
 まずは南側にあるマンディリ銀行博物館。古い映画のセットのような正面エントランスを入ると、外観から見て取れる豪華さをさらに超える広々としたフロアと重厚なカウンターが印象的です。建物の大部分が展示室になっていてまるで忍者屋敷か迷宮を探検するように、様々な展示室を周れるのでアトラクションとしても楽しめそうな博物館です。そしてここで忘れてはならないのが階段ホールにあしらわれた美しいステンドグラス。当時のオランダ人の豊かな生活とインドネシアの農民の厳しい暮らしぶりなどが描かれています。これだけ見事なヴィンテージステンドグラスを至近距離で見られるとはかなりの贅沢、必見です。
 インドネシア銀行博物館は、いわば日本で言うなら日本銀行金融研究所貨幣博物館、といったところでしょうか。この博物館にはオランダ統治時代の硬貨、金の延べ棒など貨幣やお金にまつわる様々な展示物がモダンにディスプレイされていて、想像以上に見応えがあります。また、優美な建築全体も見所で、高い天井、中庭や回廊などはここが21世紀のインドネシアであることを忘れそうになるほど。ジャカルタで屋内を歩き回るのはショッピングモールなどになりがちですが、じっくり1日、博物館で知識欲に栄養補給をするのも良いですね。
 ただし、現在はマンディリ銀行博物館、インドネシア銀行博物館ともコロナ禍のため閉鎖または不規則な開館とのことです。掲載写真もずいぶん昔に撮影したもので、今とは様子が変わっているかもしれません。インドネシアでは国内線の飛行機利用時などのワクチン接種証明書提示義務など、国内移動や観光へのハードルが次々と上がっている状況ですが、正式な再開後には気軽に足を運べるようになっていて欲しいものです。(日本旅行インドネシア 水柿その子 写真も)

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