最高の日の出を求めブロモ山へ 神々が宿る朝日鑑賞
■行き方
東ジャワ州の州都でもあるスラバヤから車で約3時間、ブロモ山の麓の村に到着したところから、ブロモ山への旅は始まります。
ツアーの目玉は大きく分けて2つ。ひとつは、ブロモ山付近の山頂から望む朝日の鑑賞、そしてもう一つはブロモ山へ登って火口にあるクレーター見学です。
■出発
時刻は早朝3時30分。まだ辺りは真っ暗ですが、麓の村にあるコテージを出発する時間です。起きてみてまず驚くのは気温。本当にここはインドネシアなのかと疑うほど寒いことです。ガイドに聞いたところ、太陽が出ていないときの気温はなんと5度。麓の村でも標高2千メートルほどあり、こんなにも気温が下がってしまうとのことでした。実は私はかなり油断をしており、当日の服装はマウンテンジャケットとワイシャツ、長ズボンという通常の登山の服装で来てしまいました。村に到着した時は自分の準備不足を悔やんでいましたが、なんとそんな方のために、村の売店にはフリースやマフラーなどの防寒グッズが勢ぞろい。少々割高ですが私もしっかりと使わせていただきました。皆さんが行く際には事前にしっかりと準備をしましょう。
それでは早速、朝日鑑賞に向けて出発です。ここでも驚きがありました。ブロモ山へ向かうために用意された車はなんと1970年代に生産されたトヨタのランドクルーザー。私たちだけでなく朝日鑑賞へ行く方は、全員がこの車で鑑賞スポットに向かいます。そのためスポットに到着してみると、古いランドクルーザーがたくさん止まっていました。あまり車は詳しくないのですが、約50年前の日本車が海外でも現役で使われているという事に感動しました。
■鑑賞
時刻は5時頃。辺りがうっすらと明るくなり、いよいよ日の出です。ブロモ山から噴き出す噴煙や火山活動でできた広大なカルデラの台地が、ここだけでしか見ることができない景色を作り出してくれました。
時間がたつにつれ太陽光の角度が変わり、それに合わせて風景もいろいろな顔を楽しめます。この瞬間、本当に来てよかったと実感しました。
■クレーター見学
朝日鑑賞が終わって6時30分頃、一度コテージに戻り、次はブロモ山へ実際に登って火口のクレーター見学です。車でも行けるのですが、今回は乗馬をしてみたく、馬でブロモ山まで行ってみました。ゆったりと朝の空気を吸いながら360度の景色を楽しめるのでおすすめですよ。
45分ほど乗馬をしたらブロモ山に到着です。ここからは歩きとなりますが、250段の階段を登ると、ついに火口のクレーターが見えました。
まるで息をするかように火口からガスが出ており、自然の力を感じることが出来ました。ブロモ山頂上は道幅が約1メートルと狭く、足元には注意です。
クレーター見学を終えたら再び馬に乗ってコテージまで帰り、朝食と休憩をしたら今回のツアーは終了です。
いかがでしたでしょうか。今までバリ島やジョクジャカルタといった有名な観光地を主に行ってきましたが、今回のブロモ山に行ったことでインドネシアの自然の豊かさを感じ、インドネシアにますます興味がわいたきっかけにもなりました。
現状、旅行は難しいかもしれませんが、今後、以前のように自由に旅行が楽しめる時が来たら、ブロモ山のようなインドネシアの自然の力を感じる観光もいかがでしょうか。
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