第2弾 ここが楽しい インドネシアの旅 マニアック編

 「大規模社会的制限(PSBB)」が発令され、静まり返ったジャカルタ都心部。3月下旬から現在まで多数の日本人が帰国した一方、インドネシアに残っている皆様の中には、あれほどうんざりしていた渋滞までも恋しいとさえ思ってしまうほど非現実的な首都の様子を見ながら通常業務をされていたり、ひっそりと在宅勤務でお過ごしの方も多いのではないでしょうか。今回、急な一時帰国から本帰国に発展した方もいらっしゃるらしく、そうした方々が口を揃えて「インドネシアが大好きになっていたと改めて気付いた」「もっとインドネシアで旅行したかった」と言っています。心残りのままご帰国された方がまたインドネシアを訪問されますように、また、一刻も早い終息を願いながらインドネシア滞在を継続されている方々もすぐにまた思いのまま旅ができますように…。そんな願いを込めて、今月のおすすめ観光情報は前回に続き「インドネシアの旅、ここが楽しい第二弾マニアック編」を紹介します。

■「ツボる」お土産
 インドネシア人の家族連れなどに人気の行楽地には、ほのぼのとした記念品が並ぶお土産店がひしめき合っています。貝や木の実などその土地にある物を利用した手作り風の物や、くすっと笑えるパロディーが混じったTシャツなど。日本のガイドブックに載っているようなものではなくても、なんだかとても和むのです。それひとつだけではお土産としては苦しい感じでも、ギフトバックや定番のお土産にそっと添えて…とポイントに。ちょっとした話題作りにもなりそうです。

■博物館
 意外と知られていないのがインドネシア国内にある数々の博物館。当地ならではの情報が満載でとても勉強になります。ジャカルタの国立博物館、ワヤン博物館、バティック博物館などはもちろん、近郊都市ではボゴール動物学博物館、バンドン地質学博物館や切手博物館など。一昔前と比べると設備や展示方法が改善され、より興味深く勉強できる博物館も増えています。

■猫探し
 日本の都市部ではめっきり見なくなってきた外猫ちゃんたち。インドネシアでは大都会ジャカルタにも、田んぼの中の集落にも、屋外で暮らす猫ちゃんたちはたくさんいます。一見野良猫に見える猫ちゃんでも実は飼い主がいたり、地域猫として世話をやかれていたりで人間に可愛がられていることが多く、道の真ん中で昼寝をしている猫ちゃんを人間の方が遠慮しながら歩くなんてこともありますね。生まれて間もない子猫の場合は怖がって叢などに隠れていることもありますので、驚かさないようにそっと探してみて下さい。

■地元生活体験
 インドネシア滞在歴とインドネシア語を活かして、旅先では地元の人たちの暮らしぶりを見たり体験したりすると、この国がぐっと近くなります。百聞は一見に如かず、地元の人たちと一緒の目線に立って同じ物を食べてみて気持ちが通じ合うこともあるかもしれません。もちろん、旅には自己責任がつきものですので安全や衛生面が不安な方には無理は禁物。しかしそうした地元に根付いた体験が実は後々一番の思い出になったりするものです。我こそは、という方はチャレンジを。

■SNSやブログを楽しむ
 同じ場所へ行って同じ物を見ても、人それぞれ見え方や感じ方は違うもの。SNSやブログを楽しんでいる方なら「インスタ映え」を意識して写真撮影をすると思います。ご自身の目と感性というフィルターを通して、見えた物がインドネシアを愛し次の旅へ向かう人たちに届いたら、それは素敵なことですよね。そんなことを意識しながら日常や旅の写真を撮影してみると、次から次へと「旅欲」が止まらなくなります。
 外出自粛で閉塞感にも疲れてくるこの頃ですが、自宅でお時間を持て余している方がいらっしゃるなら、ぜひこの機会にインドネシアのことを調べてみたり、次の旅の計画を立ててみたりと今できることをされてみてください。私たちの旅はまだまだ続きます。(日本旅行インドネシア 水柿その子 写真も)

◇PT. JABATO INTERNATIONAL 
電話 :021-520-2091
メール :sonoko_mizugaki@jabatojkt.com

おすすめ観光情報 の最新記事

関連記事

本日の紙面

JJC

人気連載

天皇皇后両陛下インドネシアご訪問NEW

ぶらり  インドネシアNEW

有料版PDFNEW

「探訪」

トップ インタビュー

モナスにそよぐ風

今日は心の日曜日

インドネシア人記者の目

HALO-HALOフィリピン

別刷り特集

忘れ得ぬ人々

スナン・スナン

お知らせ

JJC理事会

修郎先生の事件簿

これで納得税務相談

不思議インドネシア

おすすめ観光情報

為替経済Weekly