天井から光のシャワー ジョンブラン洞窟探検 ジョクジャカルタ
ジョクジャカルタのグヌンキドゥル県にあるジョンブラン洞窟は、地面に空いた巨大な落とし穴のような形をしている。落とし穴の中に降りて洞窟の中を歩くと、光のシャワーに出会う。「遺跡」「文化」という、いつものジョグジャ観光に、「自然」という顔も加えたい。
ジョクジャカルタの街の中心から南東へ車で約1時間半。険しい山道を登って行くと、赤い瓦屋根の建物が見えてくる。ここがジョンブラン洞窟ツアーの受付だ。
ジョンブラン洞窟は約1800万年前に石灰岩が隆起した後、長い年月を経て雨風に侵食され、地下水路や洞窟が形成された。その結果、直径約50メートル、深さ約40メートルの縦穴が空いた、巨大な落とし穴のような現在の形状になった。洞窟内部では、ほかの洞窟ともつながっている。
■道のり
洞窟ツアーを申し込んで番号札をもらい、出発時間まで待つ。私が参加した日は約40人が集まった。定員は80人だという。
いざ出発。インストラクターの案内で、洞窟の縁まで歩く。そこから受付番号順に2人1組となり、ヘルメットとハーネスを身に着け、高さ約40メートルの断崖絶壁を降ろされる。
緊張と不安の中で下降が始まったが、時間にして30秒ほど、あっという間に洞窟の底へ到着し、ほっと一安心した。
全員が洞窟の底に着いてから、洞窟探検が始まる。地下でつながっている別の洞窟に向かって、ぬかるんだ地面を約200メートル歩く。
■フォトジェニック
そこに現れたのは、光のシャワー。洞窟の天井の穴から、幻想的な太陽の光がまっすぐに、暗い洞窟の中へと降り注いでいる。
ここがフォトスポット。インストラクターは、写真がきれいに撮れる位置を教えてくれ、光のシャワーをバックに写真を撮ってくれる。
この景色が見られるのは、もちろん、晴れの日限定だ。天気の良い日を狙って行くとよい。
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今回のような一味違った観光も面白いかもしれません。インドネシアの自然の力を楽しんでみてください。(パンダバス、藤田龍一、写真も)
パンダバス
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