フォトジェニックな滝 バリ島北東部 高原と湖、寺院でお祈り
インドネシアの定番観光地であるバリ島は、観光スポットがたくさんあり、何度も訪れる価値があると自信を持っておすすめできる場所です。今回はそんなバリ島北東部の観光スポットを紹介します。
■トゥカドチュプン滝
バリで近年人気が出てきている滝スポットの一つ「トゥカドチュプン」。空港から車で約2時間の場所にあります。車を降りてから、滝にたどりつくまでに15分ほど階段を降りていきます(急な段差となりますので、小さいお子さまや年配の方は難しいかもしれません)。途中には、3、4軒レストランやお土産店があり、すでに観光地化されていました。滝の近くまで降りると、小川を通って洞窟の奥へと進みます。どんどんと神秘的な雰囲気が漂い始め、滝以外にも2カ所ほどフォトジェニックなポイントがあります。メーンの滝では、マイナスイイオン大放出で、歩いた疲れを忘れるほどです(帰り道は再度急な階段を登っていくことになるので、運動不足の方は筋肉痛になる可能性大です)。
■聖地「ブサキ寺院」
バリ・ヒンドゥーの総本山として有名なブサキ寺院はアグン山中腹にあります。近年はアグン山噴火であまりお勧めしていませんでしたが、現在は噴火もなく落ち着いています。2017年にアグン山が噴火して2週間ほどはブサキ寺院が閉鎖になりましたが、それ以降は閉鎖されず通常通りとなっていたようです。
天気がよければブサキ寺院の奥にアグン山を望み、壮大な景色を見ることができます。ブサキ寺院は観光客が多いですが、それと同じほど礼拝に訪れるバリの人々も多く見ることができます。また、30余の寺院があり、観光客が入れない寺院がほとんどですが一部の寺院ではお祈り体験が可能です。バリ・ヒンドゥーの総本山でのお祈り体験はなかなかできない貴重な体験です。
ブサキ寺院は神聖な場所ですが、法外なガイド料の請求や押し売りも多くあります。入場チケットに現地ガイド料が含まれていると記載されていますが、ほとんどの場合は別途ガイド料を請求されます。ブサキ寺院はガイドと一緒に行くことを強くおすすめします。
■世界遺産「バトゥール湖」
活火山であるバトゥール山と、その隣にあるのがカルデラのバトゥール湖です。この二つを眺める景色は圧巻です。1900年代にバトゥール山が大噴火を起こした際の溶岩流の黒い痕跡が、山肌に残っており、自然の壮大さを感じることもできます。外輪山のペネロカンという観光施設が集まった場所でのレストランからの眺めも最高なので、こちらで休憩や食事を取るのがおすすめです。キンタマーニ高原は標高1500メートル以上に位置しており、風もあるので晴れている日でも日陰では肌寒く感じるほどです。
紹介した3カ所は1日で十分回れるコースとなっており、トゥカドチュプン滝からブサキ寺院までは車で約30分、ブサキ寺院からキンタマーニ高原までも車で約30分となっています。
キンタマーニ高原からバリ島南部までは約3時間です。リゾートのバリやウブドは行きつくした方には、ぜひバリ北部がおすすめです。南部とは違った神秘なバリを感じることができます。(パンダバス、中村友美、写真も)
◇パンダバス
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