日帰りで自然豊かな国立公園 西ジャワ・チアンジュール ジャカルタから車で2時間
オランダ統治時代から避暑地として有名であった、ボゴール県プンチャックからチアンジュール県チボダスをまたぐ地域には実は宿泊施設や観光名所が多くあります。チボダスエリアにあるグヌン・グデ・パンランゴ国立公園、そしてそこから10キロほど東へ行った場所にある西ジャワ州最大の花庭園、タマン・ブンガ・ヌサンタラはインドネシアならではの美しい自然を楽しめるおすすめの場所です。涼しくて快適な気候で、ジャカルタから気軽に日帰りで楽しめる観光スポットを見てきましたのでご紹介致します。
■広大な熱帯林
ジャカルタから100キロほどのグヌン・グデ・パンランゴ国立公園は、1980年に設立された国内で歴史ある国立公園で、広大な熱帯林を有する公園では国鳥であるジャワクマタカや、とにかく大きい(50メートル超?)木やエーデルワイスなどの植物、250種類以上の鳥が生息している国内でも貴重な場所であり、バードウオッチングでも有名なようです。
■おいしい空気
この公園はグデ山(2958メートル)とパンランゴ山(3019メートル)を有し、登頂には10時間以上かかりますが、美しい夕日や満天の星空が楽しめます。ただ、家族づれや登山初心者の方にはきついかもしれませんね。
そこで今回おすすめしたいのが、チブレウム滝への散策コースです。滝までは片道2・8キロで、所要時間は1時間半ほどです。翌日程よく筋肉痛になるくらいの丁度良い距離です。道は石畳になっていて歩きやすく、周辺では美しい植物や昆虫に出会うことができますよ! 途中には山の景色を楽しめる湿地帯もあります。終点のチブレウム滝周辺はピクニックシートを持参してお昼ご飯を食べたくなるような広いエリアが。
雨期は水量が増加し迫力満点になるようですが、逆に乾期の今は水量が減少し、滝に入って水遊びを楽しめます。汗をかき、疲れた体に当たる水しぶきが本当に気持ちがいい! 都会から離れて、心身ともにリラックスするのに本当に最高の場所です。
■大自然の中に大吊り橋
公園の敷地内には、キャノピー・トレイル・チワレンという全長130メートルの大つり橋があります。もともとは生態系の調査やバードウオッチング専用の場所であったため、一般には開かれていませんでしたが、2013年に一般客にも開放。滝から戻ったら、ここはフォトジェニック。写真一枚もお忘れなく!
■巨大な花アート
タマン・ブンガ・ヌサンタラはインドネシアを代表する花庭園のひとつです。1995年に開園したこの花庭園では、フランス、アジア、アフリカ、南米など世界各国のさまざまな種類の植物を一度に楽しむことができます。23ヘクタールの広大な園内には、迫力満点の鳥や恐竜の形の巨大な花アートや、フランス庭園、日本庭園、バリ庭園、迷路、バラ園などユニークな展示物もたくさんあります。園内は見どころ満載で、すべて回るには有料トラムに乗って案内してもらうのもおすすめ! 設備はきれいでとてもおすすめの休日スポットです。
ジャカルタから2時間で行けるこのエリアにはありのままの美しい自然と、自然を使ったアート作品を楽しめる両方の場所があります。渋滞には十分に注意しつつ、次の休みはいつもと違う過ごし方をしてみませんか?(パンダバス、インターン・田中希沙、写真も)
パンダバス
電話 :021・722・1022
メール :jkt@pandabus.com
ウェブ :ウェブ: www.pandabus.com/jkt