秘境の海、色とりどりの魚 シュノーケル満喫 バリ島 ムンジャンガン
インドネシアで一番の観光地と言えば、ほぼ全ての方がバリ島がとおっしゃるのではないでしょうか。インドネシアでありながらヒンドゥー教の信仰が根付き、独特の雰囲気を放つバリ島では遺跡、自然と楽しみ方はいろいろ。そんなバリ島でも「自然」と言えばぜひおすすめしたいスポットがムンジャンガンです。今回はムンジャンガンで楽しめるシュノーケルに関するご紹介をしたいと思います。
■重い腰を上げて
ムンジャンガンとはムンジャンガン国立公園を有するバリ島最北西に位置する地域で手付かずの森、そして海の自然を満喫できます。バリ島に行ったことがある!、バリ島大好き!という方でもなかなかなじみのないエリアかもしれません。なぜか。遠いんです……。
バリ島、東京都の約3倍弱となかなかの広さがありますが、その最北西にある。バリ独特(もはやインドネシア?)の田舎道続きという道路と、山が多い地理という環境が手伝って、移動時間は車で4時間以上。限られた時間を過ごす旅行者の方にとっては少し構えてしまう立地状況ですよね。でもズバリ言わせてください。それだけの価値は十分にあります。
■手付かずの自然を満喫
そんなムンジャンガンで楽しめるアクティビティーの一つが皆さん大好きのシュノーケリングです。シュノーケリングスポットはリゾートエリア(と言ってもホテルは多くないですが……)からボートで20分くらいで向かうことができるムンジャンガン島となります。ボートでの移動時間が長くないのはうれしいですね。内海なので波もほとんどありません。木製のボートでのんびりと向かいます。
ムンジャンガン島はというと、観光開発などという言葉とは程遠く、海、深い森、以上!という感じで他に何もありません。ビーチもほとんどなく、過ごすのは基本ボートの上。ツアーなんかに参加するとランチボックスがついていたりしますね。海の透明度は、あふれる自然の深さから想像していただければと思います。期待を裏切ることはまずありません。
シュノーケルでの特徴はと言いますと、まず浅瀬エリアが多いのでお子さまでも安心(とは言ってもビーチがないため、浅瀬であってももうサンゴがびしっと群がるエリアですのでフィンなど足を保護するものがあると便利です)。次に、浅瀬があったかと思うと一気に海が深くなり、色とりどりの魚が存分に楽しめるという環境です。一般にドロップオフと呼ばれる地形ですかね。
子どもたちは自分の体力に合わせた浅瀬で、大人の方は神秘的なドロップオフを大満喫と、ご家族でも十分に楽しめるエリアです。宿泊エリアから桟橋、桟橋から島までの移動距離が長くないため、ツアーは大体半日で終了できます。この手頃さも悪くないですね。
■他のエリアと一緒に
本格的、そして神秘的なシュノーケリングが楽しめるほか、ムンジャンガンではレンジャー帯同で短くても半日以上かかる国立公園内の本格的トレッキングも楽しめたり、海の近くにありながら本格的硫黄泉の温泉も楽しめるリゾートもあったりします。ムンジャンガンではのんびりと滞在しながら自然を満喫していただくのが定番であり、おすすめの過ごし方ですが、個人的におすすめしたいのが、道中で他のエリアを訪れながら大周遊のご旅行です。
ムンジャンガンはバリ島の最北西にあるもので、お隣はもうジャワ島の最東端。ここにはブルーファイヤ―で有名なイジェン山への経路となるバニュワンギ空港があり、実はここからのアクセスも大いにありなんです。
他にもバリ島でイルカウオッチングが楽しめるロビーナ地区や、バリ島の森と言えばのウブド地区、その道中にある壮大な滝など、遠くに足を運ぶからこその見どころがたくさんあります。次回のバリ島旅行の参考になさってください。(パンダバス、 直井剛史、写真も)
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