いかだで魚釣り プラウスリブ 小舟で回る遠浅の海
今回は、じゃかるた新聞への掲載後、特に反響が大きかったプラウスリブの魚釣りをもう少し詳しくご紹介したいと思います。プラウスリブの島々はアンチョールからフェリーで近い場所で30分、遠い場所でも2時間ほど離れた場所に位置します。リゾート地として開発された島もありますが、実際に生活をしている方も多くいらっしゃいます。産業のメインは漁業。約80~90%の島民が漁業で生活を支えています。
島までの行き方はアンチョール港から船をチャーターし魚釣りポイントまで移動する方法がありますが、今回、私が行ってきたのは、漁港からプラウスリブの島まで移動し、そこから小舟でいかだまで移動する方法。
いかだは魚の養殖場も兼ねています。四方八方、見渡す限り海の中で十二分に釣りを楽しめ釣り好きにはタマラナイ環境(笑)。1時間ほど沖に出た場所に立てられたいかだですが、周辺は遠浅で場所によっては胸の辺りまでの深さです。
■採れたての貝を
釣りの休憩時に小舟で周辺の遠浅を回っていると、同行していたインドネシア人の一人が急に船を止めて、海に飛びこんでいきました。数分待って、戻ってきて、満面の笑みを浮かべる彼の手は、沢山の貝を持っていました。
いかだに戻った後に、「先ほど、採れた貝をゆでたら食べるか?」と聞かれます。
過去に、貝が硬くてかみきれず食べきれなかったことが多く、貝嫌いの私で……ちゅうちょしたものの、一切れもらって食べてみると、まるで脂が乗った牛肉を食べているように、口に入れたらかめばすぐになくなってしまうくらい! これまで食べたことがないくらいの柔らかさ! ゆでて、そのまま何も付けずに食べたり、持参したしょうゆを付けて食べたりした食事は、質素ながら大変なご馳走でした。
プラウスリブでの釣りは現在、雨期(10〜3月)に入り雨の影響で海が荒れる可能性もあり、お勧めではございません。シーズンは乾期(4〜9月)です。
■ごみ問題
今回ご案内したプラウスリブ島はジャカルタから気軽行けるビーチリゾートとして人気ですが、最近ではごみの問題が大きく取り上げられています。ごみの廃棄処理能力、ごみの分別方法などのいろいろな理由がありますが、島のはずれにはごみが山積みになった中で生活する人々がいます。リゾートばかりが目にいきますが、リゾート地の裏側には必ず大きなごみ問題が潜んでいます。
日々の生活でも、ささいなことですが、できる限りごみを出さないことを心掛けています。意識を変えていかないといけないと思います。(ビーウィシュツアー、松田哲也、写真も)
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