初ライブ「勇気もらった」 スキマスイッチ
スキマスイッチは8日、中央ジャカルタ区スナヤンのブンカルノ競技場内で開かれた第10回ジャカルタ日本祭りに参加し、インドネシアで初のライブを行った。ライブ後、ボーカルの大橋卓弥は「インドネシアの方々から勇気をもらった。僕らの活動にも自信を持てるようなる」と手応えを話し、キーボードの常田真太郎は「ふと駆け出しのころ、5人くらいの中でライブをやったことがあったのを思い出した。それから18年くらいたつが、(初めて来る)インドネシアの地でたくさんの方に一緒に歌ってもらえて、こみ上げて来るものがあった」と感動した様子だった。
1999年結成のスキマスイッチは「全力少年」など多数のヒット曲を発表する人気ユニット。国内での活動を主にしており「言葉の壁をなんとなく感じてしまって、海外での活動はここが実質2カ国目」(常田)だという。巧みな日本語の歌詞が魅力の2人は、今回のライブ前に言葉が違う国で自分たちの音楽を届けられるか不安を抱えていた。
スキマスイッチの「ボクノート」はインドネシアでも人気のアニメ「ドラえもん」の劇場版作品の主題歌に起用された。8日のライブで披露された際には多数のファンが一緒に声を出して歌った。他にも同ユニットの代表曲や人気アニメの主題歌で大いに盛り上がった。ライブは大成功を収め、大橋は「涙が出そうになった」と話す。
今回、モナス(独立記念塔)などを巡ったほか、パダン料理などにも親しんだ。
大橋はインドネシアでヒットする曲の構成が日本のものと近いと指摘。「機会があれば、インドネシアのバンドともコラボしていきたい」と話した。(大野航太郎)