ジャワサイに会えるかも ウジュンクロン国立公園
インドネシアには八つの世界遺産がありますが、その一つに、インドネシアで初めて世界遺産に登録された場所のウジュンクロン国立公園があります。ウジュンクロン国立公園の名前は聞いたことがあるが、情報があまり出てこない場所でもあります。今回はココをご紹介したいと思います。
インドネシアの首都ジャカルタがあるジャワ島の西端、ウジュンクロン半島にあります。かつてウジュン島の沖合にある火山の大噴火によって壊滅的な打撃を受けましたが、約100年の歳月をかけて回復。熱帯雨林のジャングルを構成したくさんの動物や植物が生息しています。
カニクイザルや水牛のバンテンなど東南アジアならではの動物も生息していて、絶滅危惧種になっているジャワサイが生息しているのはウジュンクロン公園のみです。他にもさまざまな動物や700種類の植物、240種類の鳥類が生息しています。
■行き方
ウジュンクロン国立公園には手つかずの自然が残っていて、絶滅危惧種に指定されている動物も生息していることから、周辺は人があまり住んでおらず、とても不便な場所で、行くのにも大変時間がかかります。
まず、ジャカルタかチャリタビーチまで車で約4~5時間、港でスピードボートに乗り換えて国立公園まで約3時間かけてようやく到着です。このように飛行機で直行するのではなく、超が付くほど交通の便が悪いです。
■観光ポイント
ウジュンクロン国立公園でのオススメポイントは、ジャワサイをはじめとした貴重な野生動物や植物の観賞です。絶滅危惧種のジャワサイは現在、広大な土地の中で約60頭しか生息していません。
私が行ったときには、あいにくジャワサイには遭遇できませんでしたが、野生の親子サルや、シカ、イノシシ、鳥を見ることができました。(野生動物なので警戒心も強く、近くまでは寄れません)
国立公園の入り口から海岸沿いのカランチョポン(Karang Copong)=名前は岩が空洞になっていることに由来=までトレッキングをします。傾斜はなく、平坦な道になるので体力は必要ではないです。
また、ウジュンクロン国立公園は海にも面していて、目の前にはビーチが広がっています。周りには小さな島がいくつもあり、シュノーケリング、ダイビングなども人気なアクティビティーです。
■注意事項
移動にスピードボートを利用しますが、天候によっては海が荒れて大揺れになる事もあるため、乗り物に酔いやすい方にはご注意です、また、島の宿泊施設は最低限のものしか備わっておらず、旅に慣れた上級者向けの観光地になります。(ビーウィシュツアー、松田哲也、写真も)
◇ビーウィッシュツアー
電話 0812・8718・9325
ウェブ www.jakartabewishinternational.com
メール jakartabewish@gmail.com