日本、韓国と引き分け 2位で2次リーグへ アジア大会ハンドボール男子

 アジア大会男子ハンドボールは17日、東ジャカルタ区チブブルの韓国インドネシア友好スポーツセンター(ポプキ)でBグループ第2戦が行われ、日本は前回準優勝の韓国と26—26で引き分けた。日本は韓国と勝ち点3で並び、得失点差で2位の通過となった。  

 会場には多くの在留韓国人のサポーターが駆けつけ、「日本アウェー」の雰囲気だったが、前半終了間際に元木博紀(大崎電気)がフリースローを決めて同点で折り返すなど、強豪相手に互角の戦いを見せた。
 日本代表は15日に行われた初戦でパキスタンを38—15で下していた。2次リーグは8チームが2グループに分かれ、各組2位までが準決勝に進む。
■「おもてなし」に感心
 男子ハンドボールの日本対韓国戦には山下泰裕・日本選手団団長が視察に訪れた。14日に来イした山下氏は「会場や選手村でボランティアの方々が日本語であいさつしてくれる。日本だけじゃなく、インドネシアに来たアジアの方々を温かく歓迎したいというのがあふれ出ている」と感心。「(2020年東京五輪で)日本のボランティアもそういうおもてなしの心を大切にしてほしい」と話した。
 日本オリンピック委員会強化本部長として「2020年に光が見える大会にしてほしい。結果よりも内容を見たい。これを機に強化の在り方というものもしっかり検証していく」と語った。(大野航太郎、写真も)

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