日本、香港に快勝 アジア大会女子バスケ
アジア大会は15日、バスケットボール女子の1次リーグが中央ジャカルタ区スナヤンのブンカルノ競技場内で始まり、日本は香港を121—44で下した。素早い攻めと積極的なディフェンスを強みとしたスタイルで、1998年以来の優勝を目指す。
日本は香港を序盤から圧倒し、第1ピリオド終了時点で29—13と差をつけた。その後もリードを広げ続け、登録選手12人中11人が出場するなど選手を試す余裕も見せた。次は17日に中国と対戦する。
女子日本代表は現在、9月のワールドカップに出場するAチームと、今回アジア大会に出場しているBチームに分けられている。選手らにとって今大会は、2020年の東京五輪出場に向けた重要なアピールの場だ。薮内夏美監督は「得点力がAチームに入るポイントとなっている。今大会で数字を出せた選手にはステップアップも見えてくる」と語った。
■イ国旗、統一旗舞う
インドネシア代表は同日、韓国と北朝鮮の合同チームと対戦し、40—108で破れた。約100人の合同チーム応援団が駆けつけ、朝鮮半島が描かれた「統一旗」とインドネシアのメラプティ(国旗)を振った。
西ジャワ州ボゴール市で会社を経営する、ソウル出身の朴義福さん(66)はインドネシア人の妻と応援に来た。朴さんによると、応援団のほとんどはインドネシアに在留する韓国人と北朝鮮人だという。北朝鮮出身という女の子や、お年寄りも熱心に応援していた。
朴さんは「勝ってほしいのは『朝鮮』だけど、インドネシアも応援してる。いい試合をしてほしい」と語った。(大野航太郎、写真も)