日本語学習拠点を開設 アジアで初 神田外語大・アトマジャヤ大 (2018年03月09日)

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 神田外語大学(千葉市)は8日、南ジャカルタ・スマンギのアトマジャヤ大学構内で、同大学に設置した日本語教育の拠点「カンダ・アトマジャヤ・ジャパンセンター」の開所式を行った。日本人講師を常駐させ、文化や社会を含めた実践的な日本語教育を目指す。海外にある同大の日本語学習施設としてはメキシコに次いで2拠点目で、アジアでは初。
 神田外語大は2001年にアトマジャヤ大と交換留学制度を結び、現在までに両大学の学生計73人が留学している。ジャパンセンターはアトマジャヤ大から要望を受け、17年9月に開設。日本語の講義や日本語能力検定の受験サポートを行う。現地の教員には日本語の教授法を指導する。
 また、日系企業で働くインドネシア人向けにビジネス用の日本語講義を行っているほか、神田外語大のキャリアセンターが受講生に日系企業への就職支援を行うことも検討している。
 現在講義は毎週土曜に4時間行われている。五十音の暗記から始める初歩的な内容で、7人の学生が在籍している。全10回で135万ルピア。
 常駐する尾沼玄也講師は「まだ立ち上げたばかりで定まっていないことも多い。中級以上のクラスの創設を含め、学生らと相談しながら今後の展開を決めていく」と語る。アトマジャヤ大には現在、日本語を学ぶサークルがあるだけで、日本語を専門的に学習できる学科はない。まず日本語の教授法を伝え、インドネシア人の教員を育成していきたいという。
 式典では神田外語大の酒井邦弥学長が「日イ友好の未来を担う若者たちが育っていってほしい」とあいさつ。アトマジャヤ大のアグスティヌス・プラスットヤントコ学長は「言葉だけではなく、社会や文化、歴史も含めた学習の場となることを期待している」と語った。
 式典には両大学の関係者や学生など400人が集まった。司会は日本への留学経験がある卒業生と在校生が務め、流ちょうな日本語で進行した。日イ国交樹立60周年記念事業の一環で、狂言の和泉元彌氏や、アイドルグループのJKT48らがパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げた。(大野航太郎、写真も)

式典に参加した神田外語大とアトマジャヤ大の学長ら
式典に参加した神田外語大とアトマジャヤ大の学長ら

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