桜60本を植樹 サクラパークも整備へ 中部ジャワで TMMIN
トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・インドネシア(TMMIN)は1月27日、中部ジャワ州ソロ市近郊の高地タワンマングで、日本とインドネシアの国交60周年にちなんで桜の幼木60本を植樹した。
企業の社会的責任(CSR)活動の一環で、3月までに計150本を植樹する。また今後5年間、地元コミュニティーと協力して桜の世話を支援する。
さらに、一帯を「サクラパーク」(約1.2ヘクタール)として整備、観光客誘致や環境保護を通して地元コミュニティーを支援する。
同パーク整備は、環境林業省や森林運営管理公社プルフタニ、ソロ市のスブラスマレット大学(UNS)、インドネシア科学院(LIPI)と協力して進める予定で、TMMINのワリ・アンダン・チャフヨノ社長は植樹式で「サクラパークは日本とインドネシアの友好60周年のしるし」とあいさつした。
タワンマングは標高約1800メートルの高地。桜の生育に適しており、今回はヒマラヤザクラとヤマザクラの幼木が植樹された。これら2品種は、元は日本から贈られた。幼木は西ジャワ州チアンジュール県産で、同県では1〜2月と8〜9月の年に2回、それぞれ濃いめのピンクと淡紅白色の花を咲かせるという。
植樹式にはガンジャル・プラノウォ知事や在インドネシア日本大使館の本清耕造次席公使らも出席した。
TMMINはCSR活動として2003年からマングローブなど130万本をジャワ島やバリ島で植林してきた。ことしは33万本を植樹する予定。(坂田優菜)