FC東京、国内王者下す 日イクラブが親善試合
JリーグのFC東京とインドネシア国内リーグ王者バヤンカラFCが27日、中央ジャカルタ区スナヤンのブンカルノ競技場メーンスタジアムで親善試合を行い、FC東京が4—2で勝利した。16歳の久保建英が2得点と活躍し、インドネシア人サポーターからも歓声が上がった。
FC東京は前半3分、森重真人選手のヘディングで先制したが、追加点を奪えず前半が終了。後半、ダビド・アパレシド・ダ・シバを中心にしたバヤンカラFCの攻撃で立て続けに2点を奪われ、逆転を許した。途中出場した久保がボレーシュートで同点にすると、元日本代表の前田遼一が逆転弾をたたき込み、終了直前には久保が追加点を奪って試合を決めた。
2015年に改修前の同スタジアムで、国内クラブとの試合を経験しているFC東京の長谷川健太監督は試合後、「サッカーに集中できる良いスタジアムになった。インドネシア人選手のレベルも上がっている」と話した。バヤンカラFCのサイモン・マクメネミー監督は、「アジアトップクラスのリーグに所属するチームと良い試合ができたことをうれしく思う」と語った。
試合はJリーグの提携国で開催するプレシーズンマッチ「Jリーグ・アジアチャレンジ」の一環。日イ国交樹立60周年記念事業運営委員会が特別協賛し、FC東京に送られた記念プレートの授与式には石井正文駐インドネシア大使が参加した。(大野航太郎、2面に関連)