3都市でイベント開催 日イ国交樹立60周年記念
日イ国交樹立60周年を記念した行事が23日、日本の在外公館のある東ジャワ州スラバヤ、北スマトラ州メダン、南スラウェシ州マカッサル各市で開かれた。
スラバヤ市の商業施設「パクウォン・モール」では、日イ文化交流を図る「ジャパン・ウイーク2018」が開幕。開会あいさつで谷昌紀駐スラバヤ総領事は「良好な両国関係をさらに深化させ、未来の世代に引き継いでいくための機会にしたいと考えている」と話した。
28日までのイベント期間中、よさこい踊りや折り紙のパフォーマンス、書道ワークショップ、日本映画、太鼓などの伝統芸能、コスプレ、ダンスカバーコンペなどを通し、幅広い日本の魅力を紹介する。
ゲストも多彩で、和太鼓奏者で国内の日本祭りに多く参加する小川大介さんらが和太鼓パフォーマンスを行うほか、最終日には日イ国交樹立60周年親善大使の仲川遥香さん、歌手の加藤ひろあきさんが登場する。
同ウイークは、在スラバヤ日本総領事館と日本愛好団体「風林火山」の共催。元日本留学生協会(プルサダ)東ジャワ支部や地域コミュニティーなどが協力した。
一方、在メダン日本総領事館は23日、メダン市内のショッピングモールなどで太鼓奏者の横山亮介さん、田中杏平さん、尺八演奏家の中村仁樹さんを招いた和楽器演奏会を開いた。150人ほどが集まり、太鼓の音色を楽しんだ。
在マカッサル領事事務所も同日、マカッサル市内のモール「ピニシ・ポイント・モール」で、「ニッポンデー」に向けたプレイベントを開いた。
ニッポンデーは2月11日に開催予定の文化イベントで、仲川遥香さんをゲストに迎える。宮川勝利駐マカッサル領事事務所長は「未来を担う若い世代の交流を進めるイベントにしていきたい」と話している。(上村夏美)