良いお年を! 道産子会とBJSで餅つき

 北海道出身者や北海道にゆかりのある人の集まり「ジャカルタ道産子会」は5日、南ジャカルタの日本料理店「鳳月」で、毎年恒例の餅つき大会を開いた。ことしで28回目。親子連れを中心に約120人が集まった。
 道産子会のメンバーが出張などで日本へ行った際に購入した日本産のもち米約16キロを準備。北海道から持ち寄った臼と杵(きね)を使い、餅をついた。「よいしょ!」のかけ声の中、子どもから大人まで挑戦。桜エビを混ぜピンク色の餅も作った。つきたての餅は子どもたちも一緒に丸めた。
 餅はしょうゆや大根おろし、ずんだやあんこ、きなこなどをつけたり、雑煮やぜんざいにして食べた。すしなどの日本料理も振る舞われた。
 家族で毎年参加している篠田陽子さんは「最近では日本でも餅つきはめずらしい。ここで日本のお正月を味わわせてもらっている」と話した。娘の柚衣ちゃん(6)と息子の旬くん(9)のお気に入りは磯辺焼き。2人は「お餅はおいしいし、餅つきも楽しかった」と笑顔を見せた。
 道産子会の田島健司会長は「伝統ある餅つき会。無事に終えられ、感謝している。皆さま、良いお年を!」と締めくくった。

■アットホームに
 バンドン日本人学校(BJS)は5日、もちつき会を開いた。BJSの児童・生徒と保護者、バンドン・ジャパンクラブ(BJC)の会員ら約110人が参加、アットホームな会となった。
 もち米12キロを用意し、臼を二つ使用。餅つきは8回実施され、参加者全員で協力し、餅をついた。子どもたちは雑煮に入れる野菜を切ったり、餅を丸めたりするのも手伝った。
 餅は砂糖じょうゆやあんこなどをつけ、子どもから大人まで餅を口いっぱいほおばった。(毛利春香)

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