邦人ら賑々しく見送る 駐デンパサール総領事・城田実さんの送別会
バリ日本人会、バリ日本語補習授業校、JTOA(在バリ日本エージェント会)は8日、退官を控えバリ島を離任する城田実・駐デンパサール総領事の送別会をサヌールのパラダイスプラザ・ホテルで開いた。会場には日本人会メンバー、補習校の保護者や子どもたち約100人が詰め掛け、歌や踊りでにぎにぎしく城田さんを見送った。
元気一杯のパフォーマンスを行ったのは補習校の小中学生らによるチアダンス・チームと音楽教室のメンバー。女性参加者らによる歌謡曲に合わせた踊りや八木節も会場を大いに沸かせた。締めくくりは城田さんの音頭で結成されたバリ・ラグラグ会率いるインドネシアの歌の合唱。本格的インドネシア料理のビュッフェと共に、学生時代と合わせるとインドネシアでの暮らしが約25年という城田さんに相応しい送別会になった。
万亀子イスカンダール日本人会会長は「インドネシアについてこれほど造詣が深く、どんな相手を前にしてもインドネシア語で堂々とスピーチができた人がここから離れてしまうのは寂しい」と語った。
送別会を終え城田さんは「こんな盛り沢山なイベントなるとは思ってもいなかった。最後の勤務地がバリで幸運だった。2年間という短い任期だったが、バリの皆さんには大変お世話になった」と語った。