FBで美女コンテスト 美容品の市場開拓狙う パナソニック
パナソニック・ゴーベル・インドネシア(PGI)は、フェイスブックページ「パナソニック・インドネシア」を利用した美女コンテスト「ズーム・イン・ビューティー2」を開催し、5日に南ジャカルタ・クニンガンのホテル・リッツカールトンで最終結果を発表した。中間層が台頭するインドネシアで美容製品市場の開拓のため、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を利用し一般消費者に製品の周知を図る。
フェイスブックから参加した1600人の候補者から最終選考に残ったのは20歳前後の女性10人。フェイスブック上の人気投票などで、1位には大学でコミュニケーションを学ぶアルドラ・ハンドヨさん(19)、2位にダンスが趣味というシンタ・リズキー・アウリタさん(21)が選ばれた。
フェイスブックでは、最終選考に残った女性らがテーブルマナーやファッションショーでの歩き方などを学ぶ様子や、パナソニック製品の使用前後の姿などを公開。一般女性が実際に使用する形でパナソニック製品の魅力を伝えた。
PGIの菅沼一郎社長は「インドネシアでの美容製品の市場はまだとても小さい。しかし、好調な経済成長から今後の市場拡大が見込まれる」と開催の経緯を説明。「ただ宣伝するだけではだめで、消費者に参加してもらい広く関心持ってもらう方法を考える必要がある」と語った。
アルドラさんとシンタさんは4月に1週間ほど日本に滞在。日本文化の勉強や、パナソニックの工場を見学し、同社の商品をブログやフェイスブックなどで宣伝する。また今月30日にジャカルタで開催されるパナソニック・ゴーベル・アワードに特別ゲストとして参加する予定だ。(高橋佳久、写真も)