2車種を限定販売 メルセデス・ベンツ ラインナップを強化
メルセデス・ベンツ・インドネシア(MBI)社は12日、中央ジャカルタのスナヤン・シティで、セダンタイプの「E300コネクト」と「C180スタイル」を発表した。
二車種の投入により、同社がインドネシアで販売するモデルは計54。ラインナップの強化で、高級車市場の需要取り込みを図る方針だ。
C180スタイルは80台、E300コネクトが70台の限定発売。
C180スタイルは、最新の環境対応技術を採用したガソリン直噴ターボ(CGI)エンジンを搭載している。価格は5億2900万ルピア(約465万円)。
E300コネクトは、車内に無線LANのホットスポットが装備されており、常時インターネットに接続可能。前列座席の背面にアイパッドを設置できるドッキングステーションを装備している。価格は10億5900万ルピア(約930万円)。購入すると、アイパッド2が一台付いてくる。
メルセデスは今年1〜9月、Cクラスを1296台販売し、高級中型セダン・セグメントでシェア約70%を獲得。Eクラスでは、九月までに902台を販売し、大型高級セダン・セグメントでのシェアが71%となっている。
高級車市場全体では、今年1〜9月に、2675台を販売した。
MBI社のローランド・ステイラー副社長は「高級車市場でのリーダーシップとマーケットポジションを高め、シェア60%以上を維持していきたい」と述べた。(田村慎也、写真も)