今年のイ成長率は6.4% 「堅調な成長続く」 IMFが経済見通し
国際通貨基金(IMF)は十三日、アジア太平洋地域の経済見通し(REO)を発表した。IMFは、二〇〇五年から半年ごとに、同地域の経済見通しを行っている。
報告書では、インドネシアの今年の経済成長率(国内総生産=GDP=の伸び率)を六・四%(前回四月の予測から〇・二%ポイント増)、二〇一二年を六・三%(同〇・二%ポイント減)と予測した。
インドネシアでは、良好な労働市場と公共投資が経済成長をさらに加速させると指摘。直接投資や強固な内需が、先進国向け輸出の減少を相殺する一方で、金融市場の拡大とともに景気過熱の懸念が残ると分析した。
アジア太平洋地域全体の経済成長率は、二〇一一年を六・三%(前回四月の予測から〇・五%ポイント減)、二〇一二年を六・七%(同〇・二%減)と予測。アジアの他国の経済成長率は、中国が二〇一一年を九・五%、二〇一二年を九・〇%、インドが二〇一一年を七・八%、二〇一二年を七・五%、タイが二〇一一年を三・五%、二〇一二年を四・八%、ベトナムが、二〇一一年を五・八%、二〇一二年を六・三%、マレーシアが二〇一一年を五・二%、二〇一二年を五・一%などと予測した。