日本俳優 3人出演 北野ファンの監督がオファー アクション映画「レイド」続編

 インドネシアの伝統武術プンチャック・シラットのアクションを盛り込み、日本をはじめ世界21カ国で昨年公開されたインドネシア映画「ザ・レイド」の続編に日本の有名俳優、松田龍平(29)、遠藤憲一(51)、北村一輝(43)3人の出演が決まった。近年、世界的にもにわかに注目を浴びるインドネシア映画。その中でも、日本で一般公開され、ハリウッドでリメイクが決まるなど、最も成功を収めた作品の第2弾はインドネシアと日本のキャストの共演作になる。

 続編「ザ・レイド2 ベランダル(仮題)」は、汚職にまみれたジャカルタ警察、インドネシアのマフィア、インドネシアの日本やくざの三つどもえの抗争を描く。30階建ての高層ビルを舞台にした前作よりも舞台規模を拡大するという。
 日本やくざ組長の息子役を若手演技派の松田が演じ、組長役のベテラン俳優遠藤、組長の片腕役となる実力派の北村とともに抗争に身を投じる。前作同様、イコ・ウワイス演じる新人警官が主人公。
 前作に続き監督を務めるウェールズ出身のギャレス・エヴァンス氏は、北野武監督作品をはじめとする大の日本映画ファン。「尊敬してきた日本の俳優に出演してもらうのに、完璧なチャンスだと思った」と言い、今回の3人をキャストの第一希望に挙げていた。
 配給元・角川書店の岡田渉氏は「日本映画で育ったというギャレス監督の日本映画愛と知見の深さは恐ろしいほど。監督は、個性的なインドネシアのキャストにも勝るインパクトを与えられる日本の俳優をキャスティングしたいと考えていた」と話している。 
 先月19日にクランクインし、6月にクランクアップの予定。日本人キャストは6月13〜18日に撮影する。ロケはすべてジャカルタ近郊の計画。
 「インドネシアを舞台にしたギャレス監督のグレーな世界に入っていけるか楽しみ」(松田)、「今までと違うやくざ像を監督と一緒に作りだししていきたい」(遠藤)と、ジャカルタの撮影を楽しみにしている様子だ。ギャレス監督が製作総指揮した日イ合作映画「キラーズ」でも出演した北村は「普段とは違う世界や環境の中で、新たな刺激を感じ、吸収したいと思っている」と語った。
 「ザ・レイド2 ベランダル(仮題)」は、日本、インドネシア、米国で2014年に公開予定。(田村慎也)

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