Uターンラッシュがピーク 動物園など行楽地も混雑
1日から2日にかけて、年末年始を故郷や観光地で過ごした市民のUターンラッシュがピークを迎えた。
西ジャワのチプララン高速道やチカンペック高速道のジャカルタ方面に向かう車線では、西ジャワ州バンドンなどで年始を迎えた行楽客の車で、午後4時ごろから大渋滞。地元メディアによると時速10キロ前後でしか走行できない状態が1時間以上続いたという。
西ジャワ州ボゴール警察は、プンチャックからジャカルタ方面に向かう車は1日で5万台に上ったと概算した。
鉄道は1日、道路の渋滞を避けようとする市民で混雑した。バンテン州のスルポンからタンゲランに向かうアニさんは「電車は渋滞がなく、雨にも濡れないから車よりまだましだ」と話した。
■バス停も大混雑
1日はあいにくの雨となったが、ジャカルタ各地の行楽地は大勢の市民でにぎわった。
南ジャカルタのラグナン動物園には約10万人が来園。トランスジャカルタ社はドゥク・アタス(中央ジャカルタ)〜ラグナン動物園路線のバスを10台追加して運行したが、バス停は大混雑となった。同園の一日の最高来場者数は2010年に記録した17万1千人。
また、北ジャカルタのアンチョール公園を運営するアンチョール・タマン・インピアン社によると、31日夜から1日にかけて、同園への来園者は例年よりもやや少ない約25万人。同社は30万人の来場者を見込んでいたが、目標に届かなかった。雨足が強かったことと、庶民に人気のジョコ・ウィドド州知事が来園しなかったことなどが原因だとしている。