都心で交通まひ 大雨でHI前の冠水50センチ
ジャカルタは21日午後、広範囲で強風を伴う大雨に見舞われ、スディルマン通りなど中心部の主要道路では激しい渋滞が発生し、交通がまひした。東ジャカルタのジャティヌガラではチリウン川が一部で氾濫し、流域で洪水が起きた。
警視庁交通管理センターによると、中央ジャカルタのホテル・インドネシア(HI)前ロータリ付近では最大高さ50センチまで冠水。南ジャカルタや西ジャカルタでも、30センチを超える冠水に見舞われた。
地元メディアによると、南ジャカルタのスディルマン・セントラル・ビジネス地区から中央ジャカルタのムルデカ広場までの約6キロの移動に3時間かかった市民もいた。
南ジャカルタのジャゴラウィ高速道チブブール入り口からタマンミニ方面を走行していた在留邦人の武部洋子さんは「通常より6倍近く時間がかかった」と話した。
南ジャカルタ・クバヨランバルのイスカンダル・ムダ通りでは、強風による倒木で工事現場の作業員2人が軽傷を負った。