コンサート早期再開を 警察の国際連携進める 日本でフォーラム
SNSを利用した投資詐欺やロマンス詐欺、巧妙化する振り込め詐欺など、急増する「特殊詐欺」の被害を防ぐ方策を話し合う「第1回世界の安心・安全 絆フォーラム」(主催「健康で安心な社会づくり推進協議会(健安協)」(代表理事・金高雅仁元警察庁長官)、後援・外務省、警察庁、毎日新聞社、共同通信社、一般財団法人日本インドネシア協会など)が15日、東京・上野の東京文化会館大ホールで開かれた。
主催者あいさつで金高代表理事は「健安協は、市民の立場から犯罪対策に協力する。活動の柱の1つは、現在は中断している各国の警察音楽隊による世界のお巡りさんコンサートの実施。警察の国際連携を進めるフォーラムのために来日しているインドネシア、シンガポール、ベトナムの国際協力担当局長とも早期再開について話している」と述べた。
世界のお巡りさんコンサートは、ジャカルタでは2013年9月に行われた。インドネシアから国家警察士官学校音楽隊をはじめ、ベトナム警察音楽隊、ニューヨーク市警察音楽隊、ソウル特別市地方警察庁楽隊、日本の警視庁音楽隊の計5隊が参加した。
フォーラムでは、警察庁の石井啓介長官官房審議官による特殊詐欺の現状や取り組みの基調講演に続き、銀行、生保、損保の業界関係者を交えて官民共同で被害防止対策などを話し合った。その後、警視庁音楽隊の演奏が行われた。