日系企業、販路探る オールパック・インドネシア 食品包装などあすまで

 食品・飲料の包装、加工機械などの展示会「オールパック・インドネシア」が中央ジャカルタ・クマヨランのジャカルタ国際展示場で9日から12日まで行われている。30カ国・地域から1500社以上が出展する展示会には、日系企業の参加も目立つ。
 東ジャワ州パスルアン県に工場を構える協和ステンレス(本社・大阪府和泉市)の延近尚子社長は自社製品のステンレスパイプを飲食品製造工場に売り込みたいという。「展示会期間中では時間が足りないので年明けにもジャカルタに営業に来る」と意気込む。
 2017年から出展しているというナカキン・インドネシアの辻明日香氏は「引き合いは日系からの方が多い。毎年、新しい出会いがある」と話した。
 今年4月に地場企業との合弁で新会社となったTOPPANホールディンス現法トッパン・プラシンド・レスタリは初出展。インドネシアではまだ使用している企業は少ないというリサイクルしやすい環境対応パッケージなどをアピールする。伊藤祐一販売マネジャーは、「新会社になり、もっと当地での認知度を上げていきたい」と語った。(坂田恵愛、写真も)

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