日本と気候変動に対応 環境相、八木副大臣と会談
シティ・ヌルバヤ環境・林業相は21日、中央ジャカルタの環境・林業省で八木哲也環境副大臣と会談した。
両国の気候変動対策における協力体制のほか、廃棄物管理、泥炭地の保全、環境保護などについて話し合った。
今回の会談では、気候変動と環境保護における協力強化の意思を確認し、両国の協力を加速させるためのワーキングチームを環境・林業省に設置することで合意した。
ワーキングチームでは気候変動緩和、温室効果ガスの排出量、排出削減のメカニズムと成果を検証するほか、農業、工業、エネルギーの分野で温室効果ガス削減のため戦略、プロジェクトを開発する。
シティ環境相はワーキングチームが来月にも始動することを提案した。八木環境副大臣は、「両国は多くの環境問題に直面しており、対応策には異なる経験を持つ。その経験を共有しワーキングチームで生かしていきたい」とした。
廃棄物管理では、国際協力機構(JICA)が西ジャワ州政府向けに事業組成・入札補助の支援を行い、2028年の試運転に向けて同州西バンドン県で建設が進むレゴックナンカ廃棄物発電施設について、シティ環境相は「環境にやさしい都市の促進、有害廃棄物管理という点で非常に期待している」と述べた。
泥炭地管理についてシティ環境相は、中部カリマンタン州の泥炭地復元と管理に関する調査を開始すると表明。また、西ジャワ州でのエコツーリズムモデルについても協力の提案を行った。