先進医療観光を拡大 インドネシア富裕層向けに JCB現法
クレジットカード大手ジェーシービー(本社・東京都港区、JCB)の現法JCBインターナショナル・インドネシアは15日、訪日医療プラットフォームを展開するワンメディカ(本社・東京都港区)、共愛メディカルサービスと協業し、日本への先進医療観光プログラムを拡大していくと発表した。
JCBインターナショナル・インドネシアは昨年8月に、医療法人医誠会(大阪市)と医療観光プログラムの開始を発表。今回は、ワンメディカとの提携で、JCBカードを保有する富裕層が公益財団法人がん研究会有明病院や東京大学医学部附属病院など東京エリアの病院でも受診できるように選択肢を増やした。
ワンメディカは、中国をはじめとした日本国外の患者向けに、日本の最先端の医療サービスを届けるプラットフォームを運営しており、日本の多くの医療機関と提携し、ワンストップで訪日医療サービスやオンラインセカンドオピニオンの提供を行っている。
ワンメディカ関係者は、インドネシアの富裕層の増加率は日本の5倍としており、「お金と時間があれば、人は旅行や健康管理に重点を置くようになる。日本は観光、医療ともに充実している」と語った。
共愛メディカルサービスでは出発前の事前問診から帰国後の診療結果に基づいたサポートまでを行う。
また、同プログラムでは旅行代理店を通じて日本での観光アレンジやJCBの日本での優待サービスも含め、東京での訪日おもてなしプログラムを5000万~3億5000万ルピアで提供する。