KRL、カラワンへ ブディ運輸相 延伸計画が再浮上
ブディ・カリヤ・スマディ運輸相は5日、首都圏専用電車(KRL、コミューター)を西ジャワ州カラワン県まで延伸する計画が再浮上していることを明らかにした。実現は2025〜26年になる可能性があるという。地元メディアが伝えた。
KRLの東ルートは現在、ブカシ県チカランまで通じているが、2019年、インドネシア国鉄(KAI)の子会社でKRLを運行するクレタ・コミューター・インドネシア(KCI)がカラワンへの延伸計画を提案していた。
ただ、ブディ運輸相はプロジェクトの具体的な内容には触れておらず、都市化が進む中で鉄道需要が地方へと拡大していることを強調。「中部ジャワ州ならジョクジャカルタ、ソロから、東ジャワ州のマディウンへ。その後は西方面でプルウォクルトへも向かう。スラバヤ〜シドアルジョ線は東ジャワ州モジョクルトへと延伸する」などと述べた。
ブディ氏の発言を前にKCIの運営・営業担当ディレクター、ブロー・リサール氏は、延伸計画は中央政府が所管するものとしながらも、「(カラワンへの延伸に電力設備などの条件がそろうなら)運営者として政府の指示に従う用意がある」と前向きな姿勢を見せている。(アウリア・アナンダ)