23年乗客数90%増 エアアジア
格安航空会社(LCC)インドネシア・エアアジアは29日、2023年通年の決算で売上高が前年比75・2%増の6兆6200億ルピアだったと発表した。乗客数は同90・3%増の618万人と大幅に増加した。地元メディアが報じた。
同社は「航空業界全体で、新型コロナウイルス禍による低迷から回復し始めている」としている。乗客数の急増に伴い、座席利用率(ロードファクター)は6㌽上昇の85%に伸長した。同社は4月時点で国内12路線と東南アジア諸国連合(ASEAN)域内や豪州と往来する国際21路線の計33路線を運航している。
一方、運航コストの増大で7026億ルピアの営業赤字を記録した。22年比で燃料費上昇とルピアの相場下落が顕著となり、営業費用が43・8%増加。需要拡大で燃料使用量も増えた。