小中学部13人が仲間入り バリ日本語補習校 小さな手をあげ元気に返事!
バリ日本語補習校(バリ州デンパサール市)で1日、小中学部の入学式が開かれた。日本では桜のつぼみが膨らむこの季節に小学部10人、中学部3人が新たに同校の門をくぐった。
山本典彦校長は式辞で小学部1年へ「1年生は楽しみですか?」「友だちと仲良くできますか?」「ひらがなは覚えましたか?」と質問。新入生は小さな手を元気よくあげ、大きな声で返事をした。また、中学部1年には「これからも個性を伸ばし、何事にもチャレンジしてほしい」と伝えた。
現地校とは別に、放課後などを利用して補習校へ通う新入生。子どもたちを支える保護者へは「家庭は第2の教室」であると話し、家庭でも日本語をたくさん使い、子どもが宿題をきちんとできているかどうか確認してほしいと託した。
一方、歓迎の言葉では在校生を代表し、小学部3年の尾島和佳さんが「今日からみなさんとお友だちです。楽しく勉強したり、遊んだりしましょう」と呼びかけた。
これに対し、小学部1年の坂本そらさんが新入生を代表し、誓いの言葉を担当。「今日からピカピカの1年生。一生懸命勉強します。よろしくお願いします」と小学校生活に胸を躍らせた。
同校の1歳半以上を対象としたプレイグループや幼稚部~中学部の総在校生数は4月時点で、前年同月比3人増の計126人。在校生数はコロナ禍以降、右肩上がりにあるが完全回復には至っていない。