輸出が減退 主要産品 2月貿易統計
中央統計局(BPS)が15日、2月の貿易統計を発表した。輸出額は前年同月比9・5%減の193億720万㌦、輸入額15・8%増の184億4020万㌦だった。46カ月連続で貿易黒字を保ったが、輸出は減退している。
経済紙コンタン(電子版)が伝えたところによると、輸出は、鉄鋼が前年同月比22・1%減の16億8000万㌦、粗パーム油(CPO)・関連製品が39・6%減の12億㌦、石炭が18・7%減の25億9000万㌦とそれぞれ振るわなかった。
BPSの担当者は「主要3品目の輸出額は、2月の非石油・ガス分野の輸出総額の約3割を占める」と説明した。
石炭や鉄鋼は3割ほど、CPOは1割ほど取引価格が下がっていることが影響した。
輸入はラマダン(断食月)を控えてコメや砂糖、ニンニクなどを仕入れる動きが強まった点などで増加した。機械や設備類、プラスチック製品、原油、石油製品などの輸入額も多かった。