野球通じた最高の仲間と U―10が全勝優勝 JJCリトルリーグ部
ジャカルタ・ジャパンクラブ(JJC)リトルリーグ部は2月24、25日の両日、マレーシアにあるクアラルンプール日本人学校で「少年野球親善大会」に参加し、U―10(10歳以下)部門で優勝を収めた。
大会にはインドネシアのほか、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの4カ国が集結した。東南アジアにあるジャパンクラブの少年野球チーム同士の交流が目的だが、今年はインドネシアの現地少年野球クラブも参加。前年大会からパワーアップし、青空の下で小麦色に焼けた肌を輝かせ元気いっぱいの声援が飛び交った。
「全勝優勝」を合い言葉に手汗握る延長戦を制したU―10。昨年末に本帰国した選手も日本から駆けつけた。大会MVPに選出された岡田周磨さん(10)は優勝をかけた決勝戦で「みんな落ち着いて頑張れ、ここまで来たら絶対勝つ」と仲間たちを鼓舞。優勝を手にした瞬間は弾けるような笑顔が溢れた。
同部はU―10のほか、3部門に出場。U—8では2チームが参加し、全6チーム中3位と5位の成績を収めた。U—12は初戦で惜敗するもその後は全勝。得失点差により5位となったが1人1人の存在感を光らせた。
準優勝を飾ったU—15。伊豫田郁琉さん(14)は「ジャカルタの地で野球を通じて出会った最高の仲間で、ライバルでもあるこのメンバーと野球ができて幸せ」と仲間への思いを語った。
JJCリトルリーグ部の安藤健太郎部長(43)は「対戦相手への敬意を忘れず、仲間と力を合わせ全力でプレーした選手たち。試合を通じ、成長してくれた」と話した。