金権政治、46.9%が「容認」 民間世論調査 大統領選・議会選
民間調査機関「インディカトール・ポリティック・インドネシア」は21日、「金権政治」の許容度に関する世論調査の結果を発表した。調査は14日の大統領選・総選挙(議会選)当日に行われ、半数近くが「金権政治は当然で容認できる」と答えた。地元メディアが伝えた。
調査は全国3000カ所の投票所で行われ、2975人から回答を得た。
これによると、46・9%が「金権政治は当然で容認できる」と回答したのに対し、「当然ではなく、容認できない」としたのは49・6%とわずかに上回った。
また、「金品の提供を受けた候補者に投票するか」という問いに35・1%が「投票する」と回答。48・8%は「金品を受け取るが、別の候補者に投票する」とし、「より多くの金品を与えられた候補者に投票する」と答えた人も7・3%いた。「金品は受け取らない」としたのは8%にとどまった。
また全回答者のうち、金銭を受け取ったことを認めた人の53・2%がプラボウォ・スビアント国防相の支持者だった。これに対してプラボウォ氏の選対は「愛こそが私たちへの投票理由だ」とし、調査結果を否定している。(アウリア・アナンダ)