24年は150万人を目標 中国人観光客 観光・創造経済省
観光・創造経済省のウィヌス・シンドゥトリスノ地域観光マーケティング部長は20日、中国人観光客の招致目標を今年、100万~150万人に据えると発表した。地元メディアが報じた。
インドネシアを訪れた中国人観光客は昨年、70万7000人となって目標とした36万1000人を大きく上回った。ウィヌス部長は今年の目標を一気に拡大する根拠について、「イ中を結ぶ航空路線は年間で約110万席になる」と話した。
また、中国人観光客の65%が長期旅行で訪れ、アドベンチャーや自然、文化的な活動を好む若者が多い。このため今後、「ジョクジャカルタでのチョコレート作りや水牛との触れ合い、観光村などでのホームステイといったプロモーション計画を練っている」という。
ただ、中国は昨年8月まで渡航時のPCR検査の義務付けを続けるなど、防疫対策の緩和には慎重だ。このため、ウィヌス部長は海外渡航をする中国人が依然として少ないと懸念を示し、「中国便の増強を図り、中国の大手観光会社と協力していく」と語った。(青山桃花)