ASEAN歴訪終え、帰国 大統領 越ビンファストの投資歓迎
ジョコウィ大統領は14日午後、東南アジア諸国連合(ASEAN)3カ国の歴訪を終え、東ジャカルタのハリム空軍基地に帰着した。5日間でフィリピンとベトナム、ブルネイを訪問。各国の首脳らとの会談や投資家との会合などを行った。
最初の訪問国となったフィリピンでは、マルコス大統領と会談。中国が覇権主義的な動きを強める南シナ海における共同監視など安保協力の強化で一致した。
続くベトナム訪問では、ボー・バン・トゥオン国家主席やファム・ミン・チン首相との首脳会談に臨んだ。チン首相との会談では、2国間貿易額の目標を2028年までに150億㌦以上と定めることに合意した。
地元からの報道によると、ベトナムの電気自動車(EV)メーカー、ビンファストを運営する複合企業体ビングループと配車大手ゴジェックの運営会社「GoTo」が協力覚書を交わした。今後、インドネシア国内の配車サービスでEVへの切り替えを促進する。
また、ジョコウィ大統領はビンファストが行うインドネシアへの投資計画を歓迎した。
ブルネイ滞在中は、ハサナル・ボルキア国王の息子、アブドゥル・マティーン王子の結婚式に参列。同国の実業家とインドネシアへの投資誘致に関わる会合も行った。